想いが伝わる話し方 人前で話せなかった私のスピーチ法
半年以上前だったと思う。
話し方の講座をやってみようと思うのですが、市民講座で受講した内容の導入部分のアイスブレイクを使ってもいいでしょうか
と彩さんにメッセージした。
「なんでも使って!」
とお声がけいただいた後も
なかなか開催に踏み切れなかった。
忙しかった、というのは建前でね。
本当は自信がなかったのだと思う。
そりゃそうだ。話し方に悩んで話し方講座に行ってた人が、教える側なんてできるかいな。そんな思いがあったのかもしれない。
でも、年内にどうしても一回やりたい!と思って
遂に開催することを決めた。
不安や心配よりまずはやりたい!が勝っちゃうところが多動脳の強み❤️( ´∀`)
文章講座・発信・企画 そして話し方 それらをトータルで学べるコンテンツを作りたいとだいぶ前から考えていて。
やればやるほど、いろんなところが繋がってるっていうのがわかってきたから。
昨年末、はじめて「講座をやる!」と決めて
「想いが伝わる文章講座」のコンテンツを作成したんだけど。
やる!と決めてから
そんなこと、自分は本当にできるんだろうか、とか
私にそんなニーズあるんだろうか、とか
いろいろ悩んだり緊張でオエーとなったりした。
それでも
やるって決めたんだからやる、という思いで開催した。
文章は子どもの頃から好きだったし得意だった。振り返れば、いつも「書く」ということを日常の中でもやっていた。
あまりに自然なことで、「好きなこと」と人から聞かれたとき、「書く」はもともと選択肢になかったぐらい。
「好き」って、ドキドキわくわくすることだと思っていたから。誰にいわれなくても勝手にやってること、という視点で見て、初めて
「あー私、書くことはずっとやってるなぁ。」
って思ったんだよね。
さて、そんな「書く」を講座にすることにもチビッていたのに
「話す」って!!!なんでまた苦手なところに行くかな?Mなの!?なんの罰ゲーム!?*1
と思いつつも
「伝えたい」「やりたい」想いが結局のところ勝ったのだった。
第一回「想いが伝わる文章講座」この時は2時間に全部詰め込んで、ほぼ自分がしゃべりっぱなすという恐ろしいスタイルだった。w
このときご参加くださった方の発想やフィードバックのおかげで
この講座の土台ができあがった。
その後、開催のたびにご参加のみなさんからたくさんのことを学ばせていただき
都度講座内容をアップデートしていった。
現在は3回の連続講座として、5期目、6期目を開催中。
さて、私と「話す」について。
育休明け、年度の始まりに
これから子どもたちの前で話すときは、お金をいただいて聞いてもらっている気でやろう と決めた。
早速四月のはじめ、防災訓練があった。私は安全担当だったので、全校生徒の前であいさつをすることになっていた。
ほんの2、3分の担当者からの話。
これに全力をかけようと思った。
まずは伝えたいメッセージを決める。
「関東でもいつ大震災が起こるかわからない、だから備えよう」という話はよく聞かれるし、その通りだと思う。だけど、それに恐れや不安を感じている子もいるのではないかという気がしていた。
私はそういう子どもだった。ノストラダムスの大予言とか、彗星が地球にぶつかるかもとか、そんなことにいちいち不安になっている子どもだったのだ。
だからね、そうではなくて
避難訓練は、安心のためにやるんだ、ということを伝えたいと思った。
いざというときに、「訓練をしたのだから、それを思い出して落ち着い行動しよう。」と、少しでも思えるように。
そして、避難訓練だけでなく、日常生活の中で取り組めることもある、ということを
お話させていただいた。
当時の記事はこちら
私のスピーチ構築のやり方はね。
1 コアメッセージを決める
2 具体的なエピソードを決める
3 要点をメモ
4 脳内妄想トレエンドレスリピート
こう。(=゚ω゚)ノ
想いを伝えるのには具体的なエピソード、つまりたとえ話が効果的だと私は経験的に思っていたんだけど
今回「話し方講座」のコンテンツを作るのにいろいろ自分で勉強してみたところ、そんなふうに書かれているものを発見して
やっぱそうか!と思った。
このとき選んだのは、教頭先生とのエピソード。
聞き手が誰かによって、響くエピソードは違うと思うんだよね。
偉人や有名人の話、というのもインパクトがあるけれど
私が実際経験したことや身近な先生が登場する話は子どもたちに伝わりやすいんじゃないかと思った。
で、語る物語が決まったら、あとはどんなふうに話すか実践。
前はね、原稿全部書いてたの。一言一句。
でも、慣れてくるメモだけでもできるようになって
もっと慣れてくると、項目だけ(なんのエピソード話すか)なんとなく決めておいて、脳内で妄想スピーチしておくだけで
本番語れるようになる。
文章講座でも発信・企画講座でもお伝えしているのは
スモールステップで取り組むということ。
そりゃね、聞き手の顔を見て、身振り手振りもつけて、声も場に適した大きさで抑揚をつけて話せたらいいよね?
でもそんなん全部無理じゃんね。
だから、できるところからでいいの。
トライすることに意味ある。
根性論じゃないよ。トライしていく中で、確実に次のステップへいける。苦手と思っていることの中にも、自分の得意ルートが見える。
そして、王道と言われるスタイルも、やってみてしっくりこなかったらやらなくたっていい。
自分らしいスタイルを確立していけばいい。
私はそう思っている。
そうそう、それでね。準備して、構想練って、脳内リピートして・・・ってやるじゃん?
大事なのはね、いざとなったらそれ全部捨てられるってことなの。
その場にいって、聞き手の雰囲気を見て、流れの中でその用意したものがベストでないと感じたら、私はそれ捨てるんだよね。
だけど、コアなところのメッセージは、そこまでの準備の間にしっかり自分の腹に落ちている。
そうすれば、その場で取り上げるエピソードが変わったとしても
スキル的にはうまく話せなかったとしても
想いを伝えることはできる
って、私は思ってるんだ。
「書く」でも「話す」でも、
伝えることは自分軸。自分がいいと思うこと、本当に肚落ちしていることを言葉にする。
本当の本当に思っていることじゃないと、人には伝えられないと思っているから。
だけどね。
「どう伝えるか」は、自分らしくありながらも、とことん他人軸である必要があると私は思ってるの。
どうやったら伝わるか
どのエピソードが相手に響くか
この流れで相手に受け取りやすい形は何か
をつかむこと。
もちろんそれにだって正解はない。
だけど、少なくともそこを考えるということが
相手を思いやることであると思っている。
「伝える」って、相手がいないと成立しないからね!!
結局、コンテンツ作り始めは自信がまったくなくて、いざとなったら彩さんから受けた話し方講座丸ごとやろうか、とか思ってたんだけど('◇')ゞ
いざ作り始めてみたら、お伝えたしたいことがたくさん出てきた。
来て下さる方に最適なものは何か
どういう順番でワークを入れるか
考えることが本当に楽しかった。
時間間隔が乏しい私は
この分量で時間的にどうか、という部分も不安だったけれど
みなさんのおかげで、無事予定していた全工程を終えることができた。
15分オーバーしちゃったけど(;'∀')
ご参加くださったみなさまに、感謝の思いでいっぱいです。
これからも「書く」「話す」を軸に、「想いを伝える」ということについて
私がお伝えできることを、全力でやっていきたいと思っています。
最後に、いただいたご感想 ご紹介です^^
雨野さんのアドバイスに、ご一緒した皆さんの発言、気付きがたくさんあった一日でした。
これからの言動(発信も)が変わっていくと思うと( *´艸`)
楽しみです~^^
・・・・・・
話すこと、伝えるということに大きな思い込みや固定概念があったん断だなあと感じました。 自分はうまく話せないんだ、だからもっともっとうまく話さなきゃとかどうしてうまくいくときとうまくいかないことがあるんだろうとずっと悩んでいました。8月頭からです。
参加してよかったです。ありがとうございました!
*1:+_+