伝わるコミュニケーション講座 それってほんとにダメなこと?
厚木市認可保育園ViVi様にて、「伝わるコミュニケーション講座」を開催いたしました。
この写真は講座終わった後に撮ったやらせ写真ですwww
ハル&ヒロがお世話になった保育園。
今は親子サロンで講師をさせていただいていて
そのご縁で「先生方にも研修を」とお声がけいただきました。
『共に育ちあう』大人も子どもから学び、共に育ちあう保育
というのがこの保育園の理念。
それってどういうこと?そのために具体的にみんなはどんなことをしてる?
というところから、ワークをさせていただきました。
いくつかの問いをみんなで話し合ったのですが
その中のひとつに
「保育園でダメなことってどんなこと?」
という投げかけをさせていただいたのね。
それは、「●●はダメ」
という意見が出てくることを予測して、
でも本当の本当にダメなことなんてあるんだろうか?ということを考えたかったのね。
だってね、「人を殺しちゃいけない」ってみんな思っていると思うけど、
戦争のときは、それが賞賛されたよね。
それはちょと極端、と感じる人はさ、
時間は守らなくちゃいけない
っていうことに関して
国や地域が違うと、わりと時間間隔がゆったりしていたりするところもあるよね?
価値観=善悪や何を大切にするかの判断基準
って、
時代や、文化や、いろいろなことで変わってくる。
だから、
一人ひとりの価値観に「ダメ」は一個もない
と私は思ってる。
で、
子どもだって、一人ひとり感じ方も見え方も違うよね、というお話ができるかな、と思っていたの。
ところが
「ダメと思うこと、書いてみてください。」
って言ったらさぁ
ぜんっぜん出てこなかったの!ダメが!!!!
グループで話していただいたあとにね、ある先生は
「自分や他人を傷つけるのはダメ、と思ったけれど、
例えばお友達を噛んでしまったっていうのはあることで、でもそうやって学んでいく。
発達の中で必要な経験である場合もある。そう考えると、一概にダメ、と言えることってあるだろうか、と思ってしまった。」
とお話くださいました。
それ聞いてね、なんだか感動してしまったんだよね。
本当の本当に、それはダメなのか?を日々考えておられる先生方。
もちろん、お子さんを保育するということは、結果的にダメ、と伝える場面もあると思う。
でも、そう判断する前に「それは本当か?」と自分に問う。そんな先生ばかりであることが、本当にすごいなって思ったの。
常識的に、とか
人からどう見られるか、とかでなく
子どもたちのためを思っている。
『共に育ちあう』
理念だけでなく、それを日々実践されている保育園なのだと感じました。
私は何かを教えるためにこの場にいるのではなく
みなさんの想いを共有し、深めていく
そのためにここにいるのだな、と思いました。
一時間半という限られた時間でしたが、
大好きな保育園、大好きな先生方に何か少しでも貢献できたとしたらうれしいです。
先生方、業務後の貴重なお時間をありがとうございました!