温泉好きなADHDうっかり母と温泉嫌いな自閉っ子ハルとの風呂をめぐる歴史。
私、温泉がめっちゃ好きなんです。
で、ハルは温泉がずっと苦手、というか嫌いでした。
スーパー銭湯のゲームコーナーでお金を入れずに楽しめる人たちwww
自閉のある方は、新しい事や変化に抵抗を感じる事も多い。
ハル(私の長男 6歳・自閉っ子)はずっと温泉みたいなところがダメでね。
もともと広い場所や人の多い場所っていうのがダメだったんだけれど
温泉って行く機会、我が家はそんなにないから、
初めての場所ってだけでも不得手なのに、なんだか音がわんわんするところでだだっ広い湯に浸かる、なんてことが恐怖でしかなかったんだろうね。
私は自分が温泉大好きなので、ハルも一回入ったらわかるのにーなんて
結構無理やり入れたこともあったんだけど
もー大騒動になるので、ある時から諦めたんだよね。
ABA(応用行動分析)というのが自閉のある方の早期療育方として効果的だという報告があって、いわゆる「エビデンスが取れてる」ってやつみたいなんだけどね。
それでいくと、苦手なこともハードルを下げてちょっとずつトライしていくとできるようになっていく(もちろん全てが全てではないけれど)。
お子さんにマッチした課題で、お子さんにあったハードルの設定で、というのがとても大事だと私は思っているんだけど
そもそも、その課題を設定する必要性がどれだけあるかということも考慮する必要があると思うんだよね。
その課題を達成することが、本当にその子にとって有益なのか
それは親にとっての有益性になっていないか
そんな話を、先日聞きに行ったshizuさんと申ももこさんの講演でも伺ったところ。
さて、温泉が好き!人生には温泉が必要だ!と思ってるのは私の価値観でさ。
温泉なんか入らなくっても人は生きていけるわけですよ。
自閉があったってなくたって、人と裸で風呂に入るなんて!っていう方もおられますよね。
温泉めっちゃいいから!あんたも入りなよ!って言って、めちゃくちゃ推すのは相手にとって益かっていうと、そうとも限らないよね。
そうやって強く勧められたことで、「お、意外にいいもんだな。」ってなることもないわけじゃないけど、
ハルのように恐怖でしかない、と感じている人に無理強いするのって、拷問みたいなもんだよね。
温泉に入らなくったって死ぬわけじゃなし。
そう思って、ある時から家族旅行は、部屋にお風呂があるところを選ぶようになったの。
「私の価値観が全人類の答えじゃない」
ハルはいつもそのことを私に教えてくれる。
それは、自閉があるとかないとかだけのことじゃなくて
一人一人みんな違っているんだというところへ繋がっていくんだよね。
キューレンジャーについて熱く語る3歳児。その価値観は私にはない。
たべたんにはある。w←かさこ塾仲間
そんなんしてたらね、今年義母と子ども達と教員の保養所に泊まりに行った時
試しにお風呂に誘ってみたの。
そこの浴場は、家庭のよりはもちろん広いんだけど、大浴場、ってほどの大きさではなくてね。空いてたし、ここならいいんじゃないかなって思って。
そしたら、入り口に「ゆ」の暖簾がかかってて。
ハルはそれが気に入ったみたいで(文字が好きなので)
「入る!」って言ったんだよね。
ヒロ(弟・3歳)がいたのも大きかったかも。
二人でキャッキャ言いながら入ることができたんだ。
そして昨日も。
実家近くのスーパー銭湯にも喜んで入ってさぁ。
めちゃくちゃ拒否、大泣きの時を見ていた母や祖母はびっくりしていた。
今までは、親戚で食事しがてらお風呂に入る時も
ハルだけ入らずにキッズコーナーで遊んで待っていたりしたからね。
さて、さっきも書いたように、温泉に入らなくったって生きていけるし、それが嫌いだってもちろんいいわけだよね。
なんだけど、ハルは温泉の何が嫌いだったかというと
もともと音に敏感なところに、大きく響く音、たくさんの人、いつもは服を着ている人たちがみんな裸、
そんな意味がわからない状況、恐怖でしかなかったんだと思う。
それが、いろんな状況が少しずつ理解できるようになって、音への過敏さも少しづつ慣れてきて
少し小さめの公共浴場での成功体験もあって
その上で、「結構楽しいかも」「広いお風呂に入ること自体は好きかも」となったのではないかなぁと推測している。
どんなに誘ってもやらなかった子どもがウジャウジャ飛んでるトランポリンも
今年は自分から「やる!」といって
楽しんでいた。
本当に自分が好きなことって、子どもの頃から好きなこと
というのは、よく言われることで
自分の好きなことがわからないという人は、子どもの頃好きだったことを書き出してみるといい、なんていうのもよく耳にする。
それって、本当にそうだなぁと思うんだけど
子どもの頃嫌いだったり苦手だったりしたことというのはね、
好きに転じる場合もある、と私は思っている。
嫌い、苦手なことっていうのは、その物事全体がダメな場合ばかりじゃないと思うから。
例えば、ハルのように
「音がダメ」
「人混みがダメ」
とか、他にも
「何か嫌な目にあった印象が深く残っているから」
という方もおられるかもしれない。
その条件が緩和したり、成功体験を積み重ねることで、「好き」に転じることだってあるんだよね。
泣いてもわめいても、無理やりにでも成功体験を
という療育方針の団体もあって
私はそこまでやることないなって今は思ってる。
好き・得意を追求していくことこそが人が伸びていく最短ルートなんじゃないかとも思っている。
苦手なことより好きなこと♪わたくしの座右の銘💖⇦今決めたwww
だけど、苦手なことや嫌いなことは、その人の現時点のそれであって
成長や経験に伴って「好き」に転じることもあるのだということ。
その可能性を捨てる必要はないかなって思うんだ♪
つまり
私が面白いと思うものにはとりあえず周りの人も誘う。(我が子含む)
という超勝手なスタンスで私は生きていきたいと思っとります💖
私も、あなたも、子ども達も
人は常に成長している^^
★★★
8月15日 12時から
伝わる腹黒お茶会
開催いたします♪
夜中にタイトル決めて、朝起きて見たら「伝わっちゃったら腹黒くないじゃん!!」てなことになってましたよ。ホホホw
★文章や発信について迷っていること、悩んでいることがある
★誰かにちょっときいてほしいことがある
★雨野千晴に会ってみたい
★自分を変えるきっかけをつかみたい
こんなあなたはぜひどーぞ♪
お申し込み時点で爆笑をお持ち帰りいただけること確約です♪
ご希望の方には似顔絵もお書きいたしますー^^
お目にかかれるのを楽しみにしています!
●場所●
赤レンガカフェ
(札幌駅徒歩3分)
●費用●
2000円(飲食代別)
●定員●
3名さま
残2名さま
●その他●
・お子様連れ可♪
・お聞きになりたいことが決まっている方はお申し込みフォームのメッセージ欄にご記入ください。
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